ケガしないって約束をした・・・。

でも・・・ケガをしてしまった・・・

・・・怒るかな・・・


お前のそば以外で・・・〜新八視点〜<後編>


朝になり、ようやく屯所に帰れた。

俺は左之に抱えられての帰宅・・・。

下ろせっても下ろしてくれねぇ〜

屯所近くまでくるとが門の所にいて・・・

あ〜心配そうな顔してこっち見てるよ・・・


「新八!!!!!」


「あ〜、只今」


「只今じゃないよ!!その手・・・」


ケガしないって約束を破ったのは俺・・・

怒るかな?


「吉田と戦ってたら、手きられちゃったよ」


それでも俺はいつもの笑顔で返した。

だってここで済まなそうな顔しても変だろ?


「新八のバカ!!!」


の目には涙が溢れてて・・・

あ〜やべぇ〜また泣かしちまった・・・

泣かしたくねぇのにな・・・


?なっなんで泣いてんのよ!」


は何も言わずに泣き続けている・・・

に泣かれるのは一番つらい・・・

俺はの笑顔が好きだから・・・


「おい、左之。いいかげん下ろせ!!
・・・?」


俺は左之にどなりつけ、の顔をのぞきこんだ。

目からは涙が溢れてて、とまらせることができない自分にもどかしさを感じた


「・・新・・ぱ・・ち」


「ん?」


「て・・あて・・・しに行こう?」


そう言っては涙をふき取り俺の手を握る

許してくれるの?


「うん。・・・、約束守れなくてごめんね?」


俺はにあやまった。

戦いとは言えとの約束を破ったし、余計に心配をかけたから・・・

・・・ごめんね?


?」


は何も言ってくれない・・・

やっぱ怒ってるのだろうか・・・


「ねぇ、?怒ってるの?」


話しかけても黙ったまま・・・

怒ってるんじゃなく・・・泣くの我慢してる?


「ねぇ、ってば!!!!」


「はい、おしまい」


は俺が呼んでるのに無視して外にでていこうとした

とちゃんと話がしたい!!!!


「って、ちょっと待てって!!!!!」


俺はの腕を思いっきり引っ張り押し倒した

こうでもしなきゃとまってくれないでしょ?


「いった・・・」


思いっきり背中をうってしまったらしく、は痛そうな顔をした。

でも俺どうしてもと話がしたいんだ


「なぁ、?その態度なんなのよ?怒ってるわけ?俺がケガして帰ってきたから」


ねぇ、頼むからさ、話してよ・・・

が待ってるから帰ってきたんだよ?

に無視されるのはつらい・・・

でもはそんな俺の問いにただ首をふるだけだった



「じゃあ何よ?何でずっと口きいてくれないわけ?」


ねぇ、頼むから声聞かせて?

笑った顔を見せて?

俺はそれだけで生きて帰ってきたって思えるんだから・・・


「本当になんでもないから・・・。どいて!!!」


いつもより強い口調・・・

泣くの我慢してる?

一人で泣こうとしてるの?


「嫌だ。どうせ退いたら一人で隠れて泣くんでしょう?」


に泣かれるのはつらい・・・

でも隠れて泣かれるのはもっとつらいんだ・・・


「ねぇ、?一人で泣くなよ・・・。しかも俺のことででしょう?頼むからさ・・泣くなら俺のそばにしてくれない?」


俺のことで泣くなら俺の傍で泣けよ・・・

そうすればなぐさめられる・・・

頼むから一人で泣くなよ・・・


「新・・は・・ちのバカァ・・・」


「な、何よ?いきなり!!!」


「だって・・・折角・・が・・まん・・・してたの・・・に」


やっぱり我慢してた・・・


「だから何で我慢するのよ?」


「目の前で・・・泣かれた・・ら・・こま・・る・・・で・・しょ?」


確かに困るよ?

どうすればいいかわからなくなる。

でも一人で泣かれるほうのが嫌なんだよね


「はぁ〜。あんねぇ〜一人で泣かれてるほうのが嫌なの!!!泣くなら俺のとこで泣いて?我慢しないでさ」


俺は耐え切れずにの腕をひっぱり抱き寄せた

の体は小さくて俺の体にすっぽりおさまる


「しん・・八?」


「ごめんね?約束守れなくてさ。守ろうと思ったんだけどねぇ〜」


本当に守ろうとしたんだよ?

でも・・・平助も死なせたくなかったんだ・・・


「ほん・・とう?」


「俺がに嘘ついたことある?」


「な・・い」


に嘘つくなんて絶対にしない・・・


「でしょ?だから本当!!」


「あ・・たしね・・・新八が・・いつか死んじゃうんじゃないかって・・怖いの・・・。 ケガして帰ってきたりすると・・よ・・計に・・・。あたしの前からいなくなるんじゃないかって・・・」


・・・ここまで俺のこと考えてくれてたの?


「俺そこまで弱くないよ?」


「わかってる!!!わかってるけど・・・怖いの・・・・」


ねぇ?。俺のこと信じて?

絶対にのところに戻るって約束するから・・・

「行って来ます」って言って帰ってくるから・・・・

「ただいま」っていつもの笑顔で帰ってくるから・・・


・・・。大丈夫だよ。俺は死なない。絶対にのところに帰ってくるから・・・・」


俺はそう言いながらさっきよりきつく抱きしめた。


「俺はを一人にしないから・・・だからそんなに不安がらないでよ・・・」


を一人になんてさせない。

ていうかね、を一人にできるわけないでしょ?

こんなあぶなっかしい子


「絶対?」


「約束する。例え死ぬときもの傍で死ぬ」


「新八・・・・死んだら嫌だよ?」


を残しては死なない・・・絶対に・・・・


「例えばの話だよ。死なない、を残しては・・・ね?」


約束する、絶対に。だから俺を信じて?


?」


「何?」


俺は腕の力を少し緩めと目を合わせた


「好き・・だよ?」


「えっ!?!?!?」


今までいえなかった言葉。でも今ここで言わなきゃ言えなくなりそうで・・・


「ずっと言えなかったんだけどねぇ〜今言わないと後悔しそうだからさ」


が好き・・・。この気持ちに嘘はない


は?」


本当はわかってるけどねぇ〜やっぱ本人の口から聞きたいし


「す・・・き・・。あたしも・・・好き!!!!」


初めて聞けたの本音

俺はうれしくてをまた抱きしめる

、約束する。

を一人にはしないこと・・・

必ず帰ってくること・・・

の傍以外で死なないことを・・・・・


〜END〜


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新八視点です☆

もう新八じゃないですね(滝汗)

誰?これ?ってかんじですね(汗)

ごめんなさい・・・


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