約束



「イザーク・ジュール出る」

オペレーションの画面越しに映る大好きな幼馴染の顔。

イザはこれからまた戦いに出る

MSにのって・・・ストライクと戦うのだ。

戦争だから…だから…死と隣り合わせなのはわかってる・・・

だけどイザには無事に帰ってきてほしいっていつも思ってる

こんなこと思ってるなんて知ったらイザ・・怒るだろうな・・・


「10分切るわ!!皆戻って」


今回の任務の決められた時間の10分。

これを過ぎたら敵艦がやってくる

ディアッカ、ニコルは素直に言うことを聞くんだけど・・・あのイザが反論しないわけない


「なんだとぉ〜?まだやれる!!」


「デュエル、命令よ、戻りなさい!!」


あたしの声なんか聞こえるわけもなくイザはストライクに向かっていった。

足つきを守ってるストライクを襲ったデュエルは攻撃をかわされストライクの振り下ろしたアーマーシュナイダーが

デュエルの装甲に向け性格に叩きつけられ、激しいスパークがデュエルの機体を走った


「痛い、痛い、痛い!!!!」


「イザ!?」


戦闘配備中にもかかわらずあたしはおもわずイザの名前を叫んでしまった


「デュエル負傷しました!!帰艦します。医師の用意を!!」


ニコルの声が遠くに聞こえた・・・


「・・・・・・」


声がでなかった・・・イザが負傷?出撃前約束したのに・・・


『ねぇ、イザ・・・ケガしないでね?』


『俺を誰だと思ってる?ケガなんてするわけないだろ!!』


『そうかもしれないけど・・・』


『そんなに心配するな!!俺は必ずケガをしないでの元に帰ってくると約束する』


『絶対だよ?約束だからね?』


こんな話をしながらイザに抱きついてたのは数時間前のこと。

そのイザが・・・イザが乗っているデュエルが・・・。

イザは無事なのか・・・すごい心配だった。

あたしはイザがガモフについたと同時にブリッジを出て行った・・・

イザのことが心配で、仕方がなかった。

格納庫につくとニコル、ディア、整備士さんたちがデュエルを囲んでいた


「おい、イザーク出てこいよ」


「イザーク大丈夫ですか?」


「ねぇ、どうしたの?イザは?」


デュエルの一番近くにいたディアに聞いた


「それが・・・でてこねぇんだ・・・」


「でてこないって!?イザが?」


「あぁ、早くケガ見ねぇといけないのに・・・」


ニコルや整備士さん、お医者様がイザに呼びかけてるが一向に出てくる気配はない・・・


「イザ?ねぇ、お願い、でてきて。イザ?」


あたしはデュエルに近づき優しく問いかけた。

イザ早く出てきて・・・


「イザ・・・でてきてよ・・・」


あたしはもう半泣き状態だった・・・


プシュッ・・・


音がしたと思ったらコックピットが開中から手で顔を抑えたイザがでてきた・・・

手の間からは血たれててケガがひどいことがわかった


「救護班早くイザークを!!!」


あたしが何も言えずにいるとニコルが救護班の人に頼んでくれた


、大丈夫か?」


あたしが呆然と立っていたせいかディアとニコルは心配そうにたずねてきた


「あっ・・・うん・・平気。あたし医務室行ってくるね?」


あたしはすぐに医務室に向かった。

イザは今治療中で中に入れなかったので外で待ってた


、イザークは?」


「まだ治療中・・・」


「そっか・・・」


ディアはそれだけ言うとあたしの隣に座った


「デュエル・・電気系統にダメージ受けてコックピット内で小規模な爆発おこしたんだって・・・」


あたしは医師から説明されたことをディアに話し始めた・・・


「その爆発のせいでイザのヘルメットが損傷してバイザーの破片がイザの顔を傷つけたって・・・。」


泣きそうになるのをこらえながらあたしは続けた・・・


「もしコックピットに亀裂が入ってたら即生命に・・かかわ・・ってたって・・・」


最後のほうはほとんど泣き声で・・・

イザが死んでたかもしれない・・そう思うと怖くて仕方がなかった・・・


・・・・」


ディアはつぶやくようにあたしの名前を呼んだけどあたしにはもう聞こえなかった・・・
イザが好きで・・・大切で・・・失いたくなくて・・・

彼を失うことが1番怖い・・・・

パシュッ・・・

扉の開く音がして見てみるとお医者様がでてきて、中に入ってもいいよと言ってくれた

ディアは「俺は後ででいいからイザークの傍にいてやれよ」と言い自分の部屋に戻った


「イ・・ザ・・・?」


呼びかけても応答がない・・・ベッドに近づくとイザは眠っていた・・・

顔には包帯が巻いてあってよほどの傷だったということを表している

イザの顔を見たら涙が止まらなかった・・・

生きているんだっていうことがうれしかった・・・

イザの体温を感じたくてあたしはイザの手を握っていた


「・・か?」


目を覚ましたのかあたしの名前を呼んできた


「イザ・・目覚めたの?」


「あぁ・・・なぜ泣いている?」


イザはあたしが握ってないほうの手で涙をふいてくれた・・・


「怖かったの・・・イザが死んでたかもしれないって思うと・・・」


「俺が・・死ぬ?そんなわけないだろう・・・」


イザはそういうと涙を拭いていたほうの手であたしの頭を押しイザの胸に押し付けるようにした


「俺は死なない・・・を置いてはな」


「イザ・・・」


「約束する・・・・必ずの元へ戻ってくると・・・」


涙が止まらなかった・・・

イザは約束してくれた・・・

あたしを置いて死なないと・・・・

必ず戻ってくると・・・・

約束・・守ってね?イザ・・・・

〜FIN〜

**********************************************************************************************************************
SEED夢第2弾です。

あんまイザでてない!?

なぜかディアとの絡みもあります・・・。

てかイザってこんなに優しいのかな?

まぁ、優しいということで・・・

いつもながら駄文でごめんなさい!!!!

感想下さるとうれしいですvv





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送