君が誰を想っていようとも・・・



「平助ぇ〜」


俺の名前を呼び向こうからやってくるのは女中の

俺が想いを寄せてる子。

でも・・・俺がどれだけ想いを寄せていても振り向いてはくれない・・絶対に・・・


平助平助平助!!!へ〜い〜す〜け〜


「そんなに大きな声ださなくても聞こえるよ、ちゃん」


「だって平助返事してくれないんだもん!!」


君の事を考えてたからだよ?

そんなに可愛い顔して走ってこられたら抱きしめたくなっちゃうじゃん。


「で?何?」


「えっとね・・・ちょっと相談あるんだけどいい?」


「新八っつぁんのこと?」


「っ///////」


うわぁ〜顔真っ赤。驚いてるし。

ばれてないとでも思った?

ちゃん見てればすぐわかるよ?

ちゃんがいつも新八っつぁんのこと見てるように俺はちゃんのこと見てたんだから。


「そんなにわかりやすい//////?」


「ん〜俺はわかったけど他の人はどうだろうねぇ〜わかんない」


他の人はちゃんをずっと見てるわけじゃないし、わかってないんじゃん?

皆恋には鈍いしね、新八っつぁんも含め。


「あぅ〜/////」


「で?新八っつぁんがどうかした?」


本当はちゃんの口から新八っつぁんの事なんて聞きたくない・・・。

でも、頼りにされてるのにつきはなせるわけないよな・・・はぁ・・・


「えっとね・・・新八って、好きな人・・・いるのかな?」


そんなの知らないよ・・・。

新八っつぁんがもしもちゃんのこと好きだったら・・・って聞けてないんだから。


「どうだろうねぇ〜。俺ら自分の恋愛話とかしないからね」


「そっかぁ・・・。」


すごいがっかりしてる・・・。本当はこんな顔させたくないんだけどな・・・。


「告白・・・すんの?」


「ん〜わかんない。さっきね、新八が買い物付き合ってくれるっていうからそのときにしようかなぁとも思ったんだけど・・・」


新八っつぁんが?買い物に?

なんだ・・・新八っつぁんもちゃんのこと好きなんじゃん・・・。

両想いか・・・。もう俺に入り込む隙なんかないわけね。


「だけど?」


「振られるの・・・怖いんだよね・・・」


このとき俺は本当に実感した・・・

あぁちゃんは本当に新八っつぁんが好きなんだと・・・


「大丈夫なんじゃん?新八っつぁんが買い物に付き合うなんてめったにないし。」


本当はこんなこと言いたくない・・・。

新八っつぁんじゃないで俺のこと好きになれよって言いたい・・・

でも、ちゃんは本当に新八っつぁんのこと好きだから・・・

俺には・・・もう応援することしかできない・・・


「そう・・かなぁ・・・・」


「もう少し自信持ちなって!ちゃんは可愛いんだしさ」


そう・・・可愛いものには目がない俺が言うんだから間違いない・・・

すごくいい子で、可愛くて・・・

こんないい子誰がほっとくと思うの?


「クス・・・ありがとう、平助vv少し自信ついた。あたし今日告白してみる」


あぁ・・・俺の好きになった笑顔だ・・・。

でも・・・この笑顔ももう人のものとなるんだ・・・・


「何にも力になれてないけどね」


〜?」


新八っつぁんの声だ。買い物に行こうって・・・か。


「ほら、新八っつぁん呼んでるぜ?」


「うん、行ってくるvv本当にありがとう平助☆」


新八〜と呼びながら走っていくちゃんの後ろ姿・・・

きっと今一番素敵な笑顔しているんだろうね・・・

絶対俺には向けられない笑顔・・・・

俺への笑顔は友達への笑顔・・・

新八っつぁんには・・・想いを寄せる人への一番キレイな笑顔・・・・

二人が上手くいって帰ってきたら笑っておめでとうと言おう

けどね・・・最後に・・・・

ねぇ、ちゃん?

好きだよ?ずっと好きだったよ?

君のことが・・・ずっと・・・

たとえ君が誰を想っていようとも・・・

俺はちゃん・・君が好きなんだ・・・

君を想うことだけは・・・許してください・・・


〜fin〜

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はい、平助ドリですvv

また書いちゃいました(滝汗)

そして初の片思い!!!!

いやぁ難しいです。

片思い。梨花自身片思いのが多いんですが・・・。

上手く書けない・・・。

しかも平助の口調じゃねぇ〜(滝汗)

本当にごめんなさい!!!!駄文ですいません(滝汗)

お許しください・・・





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