一つの真実



この間変な噂を耳にした。

それは・・・フラガ少佐とマリュー艦長がキスしてたって噂。

あたしは一応フラガ少佐と恋人同士なはずなんだけど・・・キスしてたってどういうこと?


?何してるんだ?そんなところで」


何事もなかったように話しかけてくるフラガ少佐には本当嫌になる!!!

だってキスだよ?キス!!!!浮気じゃない!!!


「別になんでもないです」


あたしは怒ったままそっぽ向いて部屋に行こうとした。

でもそれはフラガ少佐の腕により阻まれた


「ちょっと待てって!!何そんなに怒ってるんだ?」


「怒ってなんていませんけど」


あたしは最高級の笑顔で返してやった。

怒ってるに決まってるでしょ?マリュー艦長とキスしといてさ・・・・

あたしの存在ってなんなの・・・


「あ〜もしかして艦長との・・・こと?」


それ以外に何かあるんですか?本当に・・・


「その他にも如何わしいことあるんですか?」


「あ〜あのね、。あれは〜」


「いいわけなんて聞きたくありませんから。じゃ、失礼します」


聞きたくない・・・。

フラガ少佐は大人だもん。あたしみたいなガキよりも艦長みたいな大人の女性のほうがいいに決まってる・・・


「フラガ少佐のバカ・・・」


ちゃん!!!!」


あたしの名前を呼びながら艦長が走ってきた。

噂をすればなんとやらってやつ?

別に艦長の噂はしてないけど・・・


「どうしたんですか?艦長」


「ん〜ここじゃあちょっとあれだし・・・あたしの部屋に来てくれるかしら?」


艦長の?今は一人でいたいけど・・・まぁいいか・・・


「はい、わかりました」


あたしは艦長と2人で部屋に向かった

そういえば・・・こうして艦長と2人で歩くのって初めてかもしれない。


「そこに座って?ココアでいいかしら?」


「あっはい。すいません」


艦長はあたしから見てもすごく綺麗で優しくて・・・憧れの人・・・

フラガ少佐がそっちにいっちゃうのも仕方ないかな・・・


ちゃん!!!ごめんねぇ〜」


「へ?」


急に艦長に謝られ変な声をだしてしまった・・・


「か、艦長?な、何で急に謝るんですか?」


「いや、ほら、フラガ少佐のことよ」


「あっはぁ・・・って!!!何で知ってるんですか!!!!」


あたしとフラガ少佐のことは秘密・・・

なのにどうして艦長に!?てか艦長にばれてたら他の人にもばれてる?


「あら、ちゃん顔真っ赤よ?あなた達の関係は知らない人のほうが少ないんじゃないかしら?」


「なっなんでですか?あたし隠してたのに・・・」


余計顔が赤くなっていくのが自分でもわかった


「フラガ少佐の接し方見てたらわかるわ。あなたのもね。」


「接し方?」


接し方って皆同じだと思うんだけど・・・


「気づいてなかった?フラガ少佐あなたにはすごく優しそうな顔なのよ?あなたもだけどね」


顔・・・そんなに違うの?自分ではわからないけど・・・


「それでね、キスのことなんだけど・・・」


聞きたくない・・・もし二人が両思いだったら?そんなの絶対嫌・・・


「あのときはあたししょっと弱ってて・・・それで少佐は元気づけようとキスをしたの・・・」


たしかに少佐は弱ってる人をほおっておけないタイプだと思う・・・

あたしが初めてにのって人を殺し、ご飯が食べれなくなったときとか、

夜寝れなかったときにずっと傍にいてくれた・・・

そういえば・・・そのときに好きになったんだっけ・・・あたし


「別に艦長のせいじゃありませんから気にしないでください」


そう・・・艦長のせいではない。キスをしたのはフラガ大佐からだもの・・・

艦長は何も悪くない。


ちゃん?その・・・あまり思いつめたらだめよ?」


やっぱり艦長は優しい・・・あたしの憧れの人・・・


「大丈夫です。ココアご馳走様でした。の整備あるので失礼しますね」


あたしはできるだけ笑顔で挨拶し、でていった

の元へ向かう間もずっとキスをしたということが頭の中でグルグルしている

弱っていたら誰でもよかったのかと・・・

あたしも弱ってたから気にしていただけでもしかしたらあたしのことなんか好きじゃないんじゃないかって・・・

そんなこと考えてたら涙がでてきた・・・

あたしはいつの間にかこんなにもフラガ少佐のこと好きになっていたんだ・・・


!!!」


「少・・佐」


呼ばれた方向を見るとそこには少佐の姿があった・・・


「泣いて・・・たのか?」


「泣いてなんていません」


あたしはすぐに目をこすった

泣いてる顔なんて見られたくない・・・

こんなよわい自分・・・嫌われてしまいそうで・・・


「はぁ〜、ちょっと来て」


そういってフラガ少佐は無理やりあたしの手を引っ張り少佐の部屋に連れて行った


「入って」


「嫌です・・・」


今は一人でいたい・・・


「艦長のことは悪かったって!!!」


「フラガ少佐は弱っていたら見捨てられないだけでしょう?あたしのこともそれででしょ?」


こんなこと言いたいわけじゃない・・・言いたいわけじゃないのに・・・


「違う!!!」


フラガ少佐はそう言いながらあたしの腕を引っ張り抱きしめてくれた


「少・・・佐?」


「あ〜そりゃあ初めはが弱っててほっとけなかった・・・。でもそれだけでずっとお前の傍にいたわけひゃあないぞ?」


どういうこと?ちゃんと言葉にしてくれなきゃわかんないよ・・・


「どう・・いうこと・・ですか?」


声が震えてる・・・。


「あぁ・・もう」


フラガ少佐は髪をくしゃくしゃと掻きながらあたしの肩を掴みキスをしてきた


「んっっっ」


すごい急なキスだった・・・。こんなキスは初めてで・・・

いつもはもっと穏やかで優しいキスなのに・・・

フラガ少佐はキスをやめるとまたあたしを思いっきり抱きしめた


「俺は・・のこと好きなんだぜ?」


「しょ・・うさ?」


「ムウ・・だろ?」


そういうとまたフラガしょ・・ムウはまたキスをしてきた

今度はいつものおだやかで優しいキス・・・

あたしはこのキスが好きだった・・・

心の中が暖かくなるようなキス・・・・


「ムウ?もう・・他の人のところに行かないでくださいね?」


「行かないさ・・がいるんだから」


この言葉を信じよう・・・

あたしの中にある想いはたった一つの真実なのだから・・・


〜FIN〜

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書いてしまいました…SEEDドリ(汗) しかもフラガ少佐。 あのマリューさんとのキスのところをかきたかったんですよ…。 偽ですいません。





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